新庁舎・複合施設建設に使用する構造材や造作材には多くの町産材が使用されますが、原木調達から製材、乾燥、仕上げ加工、検査の工程には相当の時間を要することから、施設の設計段階から、建設に必要な木材の調達を行ってきました。
事前調達した木材はJAS(日本農林規格)の基準に沿った検査を受けた上で、建設工事の工程にあわせて施工者に支給することになりますが、支給木材の状態(材面の節や割れなど)がどの程度までなら建築に利用しても問題ないかを、木材調達者が用意したサンプルを見ながら関係者間で確認しました。

貫通割れ(一つの材面から他の材面まで割れがつながっているもの)の長さが一定以上のものはNGです。材面の腐れがあるものもNGとしました。


新施設は柱や梁が現し(壁や天井の中に隠れず露出している状態)になる部分が多いため、品質だけでなく見栄えも大切になりますが、一方で、木には節もあれば、乾燥して割れや収縮が生じることもあります。材面の色も白っぽいもの、赤っぽいもの、黒っぽいものもあります。節があるから、割れがあるから、色がそろっていないからだめだというのではなく、その特性をあたり前のものとして許容し、JAS(日本農林規格)上、問題がない材であれば、あとは施工の工夫でカバーすることも必要だと感じました。
